補助金を受けて事業を開始している会社様の多くが「補助金を受けたあとが面倒くさい、手間がかかる、こんな大変ならやらなければ良かった。」と口にします。申請するまでも事業計画や補助事業の年度計画策定。金融機関との交渉など面倒な作業が多く存在します。担当を指名された管理者などは普段の業務に差し支えるほど膨大な量の資料を準備し整理していきます。この時点でやはり手間がかかりすぎるので補助金の申請をあきらめる会社様も少なくありません。ましてや前金で機械代金や申請に係る費用を支払い、補助金が入金されるのは半年先や1年後だったりします。その間の資金繰り、つなぎ融資なども段取りしなくてはなりません。さらに完了報告に加え、年度ごとの事業報告に至っては当初の予定通りいかず計画の見直しなど新たな作業が発生することもあります。しかしながら、これは初めての補助金の事業のことが多く、何度か繰り返したり、先のことも知っているだけで大した問題ではなく、業務の中の１つとして組み入れることもできます。
ここで弊社グループ会社の事業に関するスケジュールを一部ご紹介します。
【ものづくり補助金】
令和元年3月 申請（差し戻し2回）
令和2年5月 採択
令和2年9月 交付決定・補助事業開始
令和2年12月 中間報告（差し戻し1回）
令和3年2月 事業完了報告（機械代支払い完了）（差し戻し5回）
令和3年3月 実績報告実地調査
令和3年4月 補助金額確定
令和3年5月 補助金入金
令和4年3月 1年目実績報告
令和5年3月 2年目実績報告
実際に補助金事務局とのやり取りは20回以上にわたりました。事務局の担当されている方により対応が変わりますがすべてが1回で申請、入金までいくケースは少ないようです。
【再構築補助金】
令和4年3月 申請（差し戻しなし）
令和4年5月 採択
令和4年11月 交付決定・事業開始
令和5年2月 事業完了報告（機械代支払い完了）（差し戻し1回）
令和5年5月 補助金額確定
令和5年8月 補助金入金
再構築の際は申請前に事務局に問い合わせを数回行い、不明箇所などをある程度クリアにしてからの申請であったため差し戻しはほとんどありませんでした。
どの補助金にしても採択までの道のり、その後の報告までの道のりは日常業務に加えての時間となるため膨大な労力を費やすことに違いありません。
ですので、申請サポートがあるならある程度そのような方や業者にお任せすることを勧めています。